京都の冬と言えば、普段見ることが出来ない重要文化財や国宝などの有形文化財が見れる
『京の冬の旅』は絶対に外せません。
かく言う私も、毎年絶対にパンフレットは駅でゲットします。
今回、東本願寺の御影堂門が公開されました。
しかも・・・・・・
歴史上 一般公開は 初めてなんです!!
今回、その東本願寺に行ってきました。
東本願寺とは
正式名称 真宗本廟 東本願寺(しんしゅうほんびょう ひがしほんがんじ)です。
日本の仏教は、13の宗派があります。
そのうち、一番多いのが 「親鸞聖人(しんらんしょうにん)」が教えを広げた浄土真宗(じょうどしんしゅう)です。
浄土真宗は、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と称えることが、すべての人に開かれた平等な救いの道であるという教えの宗派です。
浄土真宗もさらに10の派に分かれており、そのうちの最大なのが、
西本願寺(にしほんがんじ)の浄土真宗本願寺(じょうどしんしゅうほんがんじ)派と、
東本願寺の真宗大谷(しんしゅうおおたに)派。
その、真宗大谷派の総本山が東本願寺なんです。
つまり、日本の最大宗教と言っても過言ではないね。
御影堂門(ごえいどうもん)
歴史
東本願寺は、歴史の中で4回焼けています。
最後に焼けたのは、有名な 蛤御門の変(はまぐりごもんのへん) です。
現在の御影堂門(ごえいどうもん)は、1911年(明治44年)に親鸞生誕650年記念として再建されたものです。
再建のあと1度も一般公開されずにいましたが、今回2023年に「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」を迎えることもあり、初めて一般公開されました。
仏像
中央:釈迦如来(しゃかにょらい)
右:弥勒菩薩(みろくぼさつ)
左:阿難尊者(あなんそんじゃ)
の3尊が安置されています。
この3尊の意味は、お釈迦さまが 阿難尊者(あなんそんじゃ) と 弥勒菩薩(みろくぼさつ) に教えを説いて聞かせている姿を現しています。
※室内は撮影禁止です。
阿難尊者(あなんそんじゃ) は、お釈迦様のお弟子さん、
弥勒菩薩 (みろくぼさつ) は、お釈迦さま の死後56億7千万年後の世に降りてきて お釈迦さま に代わって人々を救う未来仏さまだよ。
真宗本廟
門には、 真宗本廟 の字が掲げられています。
天井画
天井には・・・・
何も書かれていません。
でも、これには逸話(いつわ)があるんです。
1911年(明治44年)に親鸞生誕650年記念として再建された 御影堂門(ごえいどうもん) 。
天井には、日本画を描いてもらおうと、当時 近代日本画の先駆者として名前を轟かせていた
竹内栖鳳(たけうち せいほう)さんに依頼しました。
竹内栖鳳(たけうちせいほう)さんは、悩みに悩み、天女が舞う天井画を構想しましたがどうしても描き切れず、幻の天井画となってしまったのです。
今回その 構想画も展示してありますので、是非ご覧ください。
なにも描かれてないことに、そんな意味があるなんて思わなかったよ。
柱
門を支える柱には、いろいろな表情をした獅子が駆け回っています。
かな細工
瓦
瓦には『本願寺』の文字が。
景色
転落防止や鳥が入るため、金網があるため見栄えは悪いですが、遠くまで見えるので眺めがよかったです。
京都タワーが見えたよ。
予約
ふらっと行って入れなかったらもったいないよ!!
絶対に予約しよう。
公式HP
第56回 京の冬の旅HP
東本願寺HP
地図
駅から近いから、アクセスしやすいね。
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