道祖神社

洛中

京都駅の西に少し行けば、ビル群のなかに小さな神社がちょこんと建てられおります。

この神社、第59代天皇の宇多天皇所縁ゆかりのある神社なのです。

今回は、京都 道祖神社どうそじんじゃ について説明します。

基本情報

創建:寛平11年(899年)

所要時間

5分

由来

寛平11年(899年)当時の天皇である宇多うた天皇が、譲位じょうい(生きているうちに天皇の位を譲ること)し、法皇となった際に、この地に東七条御所ひがしななじょうごしょ亭子院ていしいん)を作られました。

この亭子院ていじいんの、鎮守社ちんじゅしゃとして、創建そうけんされたのがこの道祖神社なのです。

道祖神どうそじんとは、外から悪霊や疫病などの悪いものが中に入り込まないように見張っている神様です。

この亭子院ていじいんを守り続け、亭子院ていじいんの無くなったあともこの土地を守り続けているのです。

東七条御所ひがしななじょうごしょ亭子院ていしいん

東七条御所とは、退位したため作られた御所です。

池の中に亭子ていし東屋あずまや:庭や公園などに設けられた、柱と屋根だけの休憩用または眺望用の小さい建物)を設けていたことから「亭子院」と呼ばれています。

西洞院大路の西側、左京七条二坊の十三町十四町に位置した(現在の京都市下京区油小路通塩小路下る南不動堂町近辺)

東西に二町(約220m)南北に四町(約440m)の敷地面積だったそうです。

境内

本殿

  • 猿田彦大神さるたひこのおおかみ・・・道の神 国土守護 導きの神
  • 天鈿女命あめのうずめのみこと・・・芸能、芸術の神 

 夫婦神である2神が祀られています。

猿田彦大神さるたひこのおおかみは、天孫を道案内した故事から導きの神、道の神とされます。天鈿女命あめのうずめのみことと結婚したことから縁結びの神としても有名です。

書聖天満宮

  • 菅原道真すがわらのみちざね・・・学問の神

言わずと知れた、学問の神。洛陽天満宮二十五社順拝らくようてんまんぐうにじゅうごしゃじゅんぱいに数えられます。

洛陽天満宮二十五社順拝らくようてんまんぐうにじゅうごしゃじゅんぱいとは、京都に所在する天満宮の中から、特に菅原道真にゆかりの深い25社を順拝する風習です。

稲荷社

  • 稲荷大神いなりのおおかみ・・・五穀豊穣、商売繁栄、殖産興業、開運招福、火防(ひぶせ)の守護神

3社

道祖神

社務所

鳥居を通り、右手に社務所があります。

『愛の土鈴』や縁結びに関する御守などがおいております。

拝観案内

拝観時間

24時間

(祈祷、御守などは、16:00まで)

拝観料

無し

駐車場

無し

地図

道祖神社 · 〒600-8234 京都府京都市下京区南不動堂町5−4 道祖神社
★★★★☆ · 神社

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