京都の冬と言えば、普段見ることが出来ない重要文化財や国宝などの有形文化財が見れる
『京の冬の旅』は絶対に外せません。
かく言う私も、毎年絶対にパンフレットは駅でゲットします。
今回 智積院(ちしゃくいん) も公開されているのですが、2期に分けて違う非公開文化財を公開します。
しかも・・・・・・
第一期の密巌堂(みつごんどう)・三部権現社(さんぶごんげんしゃ)・ 求聞持堂(ぐもんじどう) については、
歴史上 一般公開は 初めてなんです!!
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今回、その智積院 第56回京の冬の旅 第一期 に行ってきました。
智積院(ちしゃくいん)とは
歴史
正式名称 真言宗 智山派 総本山 智積院(しんごんしゅう ちさんは そうほんざん ちしゃくいん)です。
誰もが知っている、弘法大師 空海(こうぼうたいし くうかい)が真言宗の宗祖(しゅうそ)です。
空海が、平安時代に教えを説いてから、長い年月をかけてその教えが広がります。
智積院(ちしゃくいん)は、元をたどれば、根来山にある真言宗の寺の1つの塔頭(たっちゅう)寺院でした。
根本山には、2900もの坊舎と、約6000人の学僧がいたというから驚きです。
また、そのなかでも 智積院(ちしゃくいん) は、学頭寺院(がくとうじいん)という扱いでした。
![きつねくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/kitune.png)
塔頭(たっちゅう)寺院とは、本寺の境内(けいだい)にある小寺のことだよ。
また、学頭寺院 とは学問を授ける最高指導者がいる寺院だよ。
あの豊臣秀吉に天正13年(1585) 根来山の寺院は、焼かれてしまいますが、慶長6年(1601)、徳川家康公の恩命により智積院(ちしゃくいん)が再興されました。
その後、明治時代に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が起き弾圧を受けますが、明治33年(1900)に智積院を中心に活動していた全国の約3000の寺院が結集し、智積院を総本山と定めました。
![たぬきくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/fe16fdf3f2baf3fec10437dc74e20869.png)
もともと、一つの小寺だったものが、歴史の中で総本山になったんだね。
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第56回京の冬の旅(2022.1.8~1.30)
今回、特別公開している 第一期の密巌堂(みつごんどう)・三部権現社(さんぶごんげんしゃ)・求聞持堂(ぐもんじどう)については、
いつもは、道が封印(ふういん)されており周りに行くことさえできません。
しかも、そこにあるお堂の中を一般公開するのは、歴史上はじめてということです。
拝観受付
拝観受付は、敷地の途中にあります。
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![たぬきくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/fe16fdf3f2baf3fec10437dc74e20869.png)
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![きつねくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/kitune.png)
こっちが拝観受付だよ。
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![きつねくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/kitune.png)
特別拝観券で、常設展示の宝物館(ほうもつかん)、名勝庭園、智積院講堂襖絵が一緒に見れるのでこちらも見ていこう!!
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密巌堂(みつげんどう)
密厳堂は、智積院第七世運敞僧正が末寺・学侶に寄付を募り、寛文7年(1667)に建立したものです。
真言宗中興の祖、興教大師覚鑁のご尊像を安置しています。
智積院(ちしゃくいん)の歴史と、成り立ちの説明を聞くことができます。
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![](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG20220108141106-1-1024x768.jpg)
三部権現社(さんぶごんげんしゃ)
三部権現者 (さんぶごんげんしゃ) は、智積院(ちしゃくいん)の総鎮守にして根来寺大伝法院以来相承の守護神です。
右:春日大明神
中央:三部権現社
左:九社明神社
が祀られています。
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![きつねくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/kitune.png)
智積院(ちしゃくいん)の歴史と共に 守られてきた神社なんだよ。
拝殿(はいでん)
三部権現者 (さんぶごんげんしゃ) の拝殿が公開されています。
天井には、龍が描かれていますが、作者は不明のようです。
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第三世日誉僧正によって造立されたと伝えられています。
第七世運敞僧正により、現在地に移築されたとされています。
![たぬきくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/fe16fdf3f2baf3fec10437dc74e20869.png)
参拝した後、拝殿(はいでん)の龍の写真に夢中で、
三部権現社(さんぶごんげんしゃ)をちゃんと見てなかったかも。。。
求聞持堂(ぐもんじどう)
求聞持堂(ぐもんじどう)は、嘉永4年(1851年)に建立されました。
今回の展示では、比較的新しいお堂です。
本尊は虚空蔵菩薩ですが、ほかに文殊菩薩と不動明王がお祀りされています。
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文殊堂(もんじゅどう)または護摩堂(ごまどう)とも呼ばれているようです。
拝観案内
拝観時間
拝観時間:9:00〜16:00
特別拝観料(常設拝観可能)
- 中学生以上:900円
- 小学生:400円
- 小学生未満:無料
![たぬきくん](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/2021/10/fe16fdf3f2baf3fec10437dc74e20869.png)
常設拝観も共通で見れるのはおトクだね。
公式HP
第56回 京の冬の旅HP
![](https://kitsune-hudou.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/2fea598e110f1485ec6596c318804657.jpg)
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